あっけら貫刃帖

享保14年、江戸の町は生きている刀から生まれたという刀魔という人外に斬られる事件が頻発していた。育ての親を刀魔に殺された山本青葉は、仇討ちのために各地を周っている中、裂鬼助と名乗る小柄な少年と出会う。そんな中、刀魔と対峙する二人だったが、他の人間が現れてその場は事なきを得る。その夜、裂鬼助を睡眠薬で眠らせて一人で刀魔と戦うことにした青葉だったが、刀魔の強さにやられそうになる。そこを助けたのは裂鬼助であった。裂鬼助はその子供のような見た目とは裏腹に、青葉でも持てないほどの重さの小槌を振るって刀魔を倒してしまう。そして裂鬼助は、刀魔の封印を目的とする組織である刀狩り衆の一員であることがわかり、青葉もその一員に加わるのであった。
江戸時代を舞台に妖怪のような魔物を倒していくというファンタジー時代アクション漫画。作者のデビュー作。