くろアゲハ

星野英太は、昼間は16歳のバイクが好きな普通の高校男子だが、夜は実家のスナックで女装してホステスとして働かされているという生活を送っていた。そんな英太は、同級生の山本都姫のことが好きなのだが、彼女は地元の悪を束ねる罵多悪怒愚のリーダー・山本信愛の妹であり、伝説の暴走族「OZ」の2代目というバリバリのヤンキーで、英太とは違う世界の人間だった。そんなある時、女装したまま家を飛び出した英太は、偶然にもバイクを押してきた都姫と出会う。そこで話したことで、都姫がバイクの免許に落ちてばかりでバイクに乗れないなど、実際のイメージとは違って普通の女子の面があることを知り、英太はますます好きになってしまう。その時、都姫を追ってきたパトカーが現れ、女装した英太が見事なバイクテクで警察を巻いて彼女を助けたことで、都姫は女装した英太のことをお姐さんとして慕う関係になるのであった。
いつものようなヤンキーコメディ漫画。今度は女装するという設定を盛り込んでいる。しかし、作者も相当な年齢にも関わらず、デビュー当時とまったく変わらない下ネタ・ダジャレで押し通しているのは、ある意味素晴らしい。