ばくだん! 幕末男子

作者加瀬あつし
掲載誌週刊少年マガジン
掲載期間2011年26号~2012年44号
話数全56話
巻数全6巻
設定★★★★
キャラ ★★★★
ネーム★★★
画力★★★★

『あ~あ オレも主役に生まれ直して~』

作品解説

安達真琴は、修学旅行先の京都で、口先だけで地元ヤンキーたちをビビらせたが、実は高校デビューのヘタレヤンキーだった。ある神社で自分が主役になりたいと願をかけて賽銭を投げたが賽銭箱の下にお金が落ちてしまい、拾おうとしたらそこにはお札が落ちていた。その千円札は自分の肖像が印刷されている不思議なお札だった。そこに同級生の高階蓮が現れるのだが、先ほどビビらせたヤンキーたちも仲間を連れて真琴の前に現れる。多勢で真琴を囲むヤンキーたちに卑怯だと文句を言う蓮に襲い掛かるヤンキーたちだったが、柄杓の柄を剣代わりにした蓮はヤンキーたちを倒してしまう。その間に逃げた二人は、三条大橋までくるのだが、そこで風に吹かれた先ほどのお札を掴もうと真琴が川に落ちそうになってしまう。それを助けようとした蓮も巻き込み、二人は川に落ちてしまう。なんとか無事だった真琴が川から上がると、そこは幕末の時代になっていた。そして、現代の服を着た真琴はサムライ達に目をつけられ、しまいには新撰組の近藤勇に目をつけられてしまうのだった。
ヘタレヤンキーが幕末にタイムスリップする時代コメディ漫画、前作と逆の発想になっているが、昔の日本人に思いを馳せるあたりに作者の加齢を思わずにはいられない。しかし、時代ものになろうが、中身はいつもの下ネタダジャレで変わらない。

関連作品連想作品信長協奏曲
前作ゼロセン次作くろアゲハ