画－ROW

東京近郊の大きな屋敷に住む画朗は、指先に爪の代わりに毛が生えていて、そのために両親に捨てられ、執事であるじいと二人きりで生活していた。その屋敷の近くに、何者かに追われているミカの乗ったヘリコプターが墜落して、それを見に初めて屋敷の外へ出た画朗は、初めてじい以外の人間であるミカと出会う。ミカを付けねらう殺し屋が迫りくる中、友達になったミカを助けようと、画朗は得意の絵で殺し屋達を騙して自滅させていく。その最中、まぶたを切った画朗は、顔が血に染まると人格が別人のようになり、殺し屋を翻弄するのであった。それ以来、外の世界に興味を持った画朗は、屋敷を出て行くことを決めるのであった。
X-MENのような特殊能力を持った人たちの戦いをやりたかったらしいのだが、もたもたしている間に終了してしまう。作者のデビュー作。