幕張

幕張南高校へ入学した奈良は、人気のバスケ部に入ることを提案するが、塩田から、ジャンプではすでに『スラムダンク』が連載されているからダメだと言われ、二人して野球部に入部する。母親が男と出て行ってしまい食事もろくに食べていないので、昼飯をおごってくれという奈良に対して、塩田は野球部の顧問である野村先生におごらせようと提案する。野村の弱みを握っている塩田の取引で、二人はファミレスでの食事することができたが、野村が財布を落としてしまっていたことに気づく。奈良にゲイの人の相手をさせたりと、なんとかお金を得る作戦をするのだが、結局、野村の彼女にきてもらいお金を出してもらうという結論に至る。しかし、そこで現れた野村の彼女は奈良のお母さんだった。
いろいろな意味で読者に近い作者が描くギャグ漫画。内部告発に近いスキャンダラスな内容も含んでおり、こういった危険球スレスレの作品すら掲載する、当時のジャンプの勢いを感じる。その後もいろいろと物議を醸す作者のデビュー作。