かおす寒鰤屋

作者 大河原遁
掲載誌週刊少年ジャンプ
掲載期間 1995年51号~1996年9号
話数全9話
巻数全1巻
設定
キャラ ★★★
ネーム★★
画力★★

『お金を受け取った以上 それは立派な商品です ある意味で職人さんは商人以上に己の作品に責任を感じて頂きたい』

作品解説

骨董屋・寒鰤屋にシスターが鑑定の依頼にやってくる。早速、寒鰤屋の主人・倉本駆馬は、取り壊しが決まっているという教会へ出かけ調度品などの鑑定を行う。借金が原因での取り壊しということだったが、返済額にはほど遠い金額にしかならなかった。しかし、唯一飾られていた柱時計は相当の値打ち物で、駆馬はそれに高額の査定をつける。それを快く思わない取立て側の下垣は、手下たちに力づくで駆馬に襲い掛かるが、寒鰤屋は江戸時代の公儀隠密という裏の仕事もやっていた家柄でもあり、駆馬にあっけなく倒されてしまうのだった。
当時ブームになっていたお宝鑑定を入れ込んだ鑑定漫画。さすがに少年たちに骨董品収集の良さは伝わらなかった。作者のデビュー作。

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