あらかると

友光新太呂は、家の隣にある洋食レストラン「えびす亭」の厨房を、家の窓から覗き見ることをずっとしてきたので、えびす亭の料理の作り方は覚えてしまっていた。それが高じて、新太呂は料理人になることを夢見ていたのだが、弁護士である父親は新太呂にも弁護士の道を進むことを期待しており、料理人となることには猛反対していた。それでも諦めきれない新太呂は、えびす亭のハンバーグを再現して父親に食べさせるのだが、全くおいしくないと否定されてしまう。後日、えびす亭の厨房に入れてもらえた新太呂は、同じようにハンバーグを作る過程で、その時に何が足りなかったのかを学ぶのであった。そして、やはり夢をあきらめられない新太呂は、えびす亭でアルバイトをすることになるのであった。
特に特徴のないいわゆるグルメ漫画のひとつ。作者のデビュー作。