BOXER’s BLAST

両親のいない白木屋隆は、新聞屋に妹と間借りして、新聞配達などバイトを掛け持ちしている貧乏な高校生だった。そんな隆の配達する区域に、ボクシングの世界チャンピオン・和民拳斗のジムもあり、隆は早朝新聞を配達する時に、いつも一人で練習している和民を見ていた。ある時、和民に声をかけられた隆は、和民のパンチの音で調子がわかると言ったことで、和民に興味を惹かれ強引にサンドバックをたたくことになってしまう。それから、20分だけ和民にボクシングを教わるという毎日が始まり、隆は一生懸命ボクシングを覚えていく。一方、和民も隆に教えることによってリラックスでき、調子も上がっていった。そんな中、和民の統一戦が決まった時、和民は交通事故で植物人間状態になってしまう。嘆く隆だったが、隆にだけ見えるという幽霊のような存在になって和民が隆の前に現れる。そして和民による隆のボクシングの訓練が再開されるだった。
霊体がトレーナーとなるボクシング漫画。