明治ココノコ

作者坂ノ睦
掲載誌ゲッサン
掲載期間2020年6月号~連載中
話数全ー話
巻数既刊3巻
設定★★★
キャラ ★★★
ネーム★★★
画力★★★★

『人間の顔色など窺うからだ愚か者。人間の顔色を変えてこその物ノ怪だろう。』

作品解説

平安時代に天狐に負けた九尾狐は、地獄に封じ込められていたが、九百年の後に目覚めさせられて、天狐に現世へと送られる。現世では明治時代となっており、平安時代にはそこら中にいた「物ノ怪」の姿が全くなく、人間たちも九尾狐の存在に全く気付かない状況となっていた。更には、九尾のうちの八尾を失っている九尾狐は、平安時代には人間たちの世界を火の海にした力もなくなっていた。そんな中、九尾狐に話しかけてきた瓦斯灯の火付け役の男に、最近瓦斯灯を壊す「ニゴリモノ」と呼ばれる存在を聞かされる。そして、九尾狐の前に現れたニゴリモノは奇怪な容貌をしているのだが、それは「物ノ怪」であったふらり火が成り下がった姿だった。誇りある物ノ怪の落ちぶれた姿に怒った九尾狐は、男から受け取った刀でニゴリモノを倒す。すると、ニゴリモノは元のふらり火へと姿を戻して地獄へと旅立っていく。そして、天狐の目的は、九尾狐をニゴリモノ専門の警察として、現世で仕事につかせることだったことが判明するのだった。
妖怪を取り締まる警察というよくある設定のアクション漫画。元々自分あった能力が八人のキャラに分けられているという設定は面白い。

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