はだしのゲン

作者 中沢啓治
掲載誌週刊少年ジャンプ
掲載期間 1973年25号~1974年39号
話数全55話
巻数全10巻
設定★★★★
キャラ ★★★
ネーム★★★★★
画力★★★

『自分の命 ひとの命を大切にまもることが いちばん勇気のいることなんじゃ』

作品解説

太平洋戦争末期の1945年の広島で、中岡一家は周りと同じように貧しい暮らしを余儀なくされていた。そんな中、ゲンの父親の大吉は、これが下らない戦争だと考えており、竹やりの訓練などを冷笑する態度をとっていた。そのため中岡家は、町内会長や近所から非国民扱いされ、様々な嫌がらせを受けていた。最終的には、嘘の密告によって大吉は警察に捕まってしまう。それでもゲンたち兄弟や母親は、父親の言うととおりに自分の考えを曲げることなく、周りに何をされようとも強く生きていくのだった。そんな中、運命の8月6日を迎える中岡一家であった。
戦争を兵士や戦場ではなく一市民の目線から描き、戦争が実際の生活にどのように影響を及ぼすのかを、自身の体験などをもとにリアルに描いた戦争疑似体験漫画。ジャンプ連載終了後も発表誌を変えて描き続けた作者入魂の作品。

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