蒼穹のアリアドネ

田舎に住むラシルは、空に浮かぶという天空都市を夢見ながらも、育ての親のじいさんと慎ましく暮らしていた。ある日、森に狩りに出かけたラシルは、そこで木の上にいたレアナと出会う。レアナは、何故か体が宙に浮く体質を持っており、自分と同じ重さのブーツを履くことで普通の人と同じように歩くことができた。レアナは、機械の兵器に乗った人たちに追われているらしく、ラシルは匿ってあげようと家に連れて行くが、家にはすでにその兵士たちが待っていた。レアナは、ある王国の王女であり、兵士達は逃げ出したレアナを連れ戻しにやってきたのだった。外の世界に旅立ちたいというレアナに自分を重ねたラシルは、その兵器をすべて壊してしまう。ラシルは、戦時中に開発された光子エネルギーを生み出せる人間兵器だった。そしてレアナの国というのは、空に浮かぶ天空都市のアリアドネであり、ラシルはレアナの旅に騎士として同行することを決めるのであった。
王道のファンタジー冒険漫画。