VIVA！CALCIO

邦南高校の椎名燿は、圧倒的なサッカーの実力の持ち主で一人で試合をしているような状況だった。そんな椎名は、高校を辞めて何の当てもないままプロサッカー選手になるためにイタリアへと旅立つ。到着したイタリアの空港で泥棒騒ぎがあり、たまたま乗り合わせたACミランのフリットが、ボールを蹴って泥棒にあてようとするもはずれる。そこに別のボールが飛んできて見事泥棒に当たるのだが、それを蹴ったのは椎名だった。ボールを貸してくれた少年と仲良くなった椎名は、その少年の家に居候することになり、更にお兄さんがACミランの入団テストを受けるというので、一緒についてくのだった。
サッカーが浸透しJリーグが発足するという時代に、一足越えてヨーロッパサッカーを舞台にしたプロサッカー漫画。この頃は、あくまで漫画世界の夢の出来事だったのだ。作者のデビュー作。