LASBOSS×HERO

漫画家の相楽政宗は、自分の連載作品の人気がイマイチなのを何とかしようと悩んでいた。そこで、ラスボスを登場させてヒロインを殺そうと思いついた時、相楽は自分の描いている漫画の中に引きずりこまれる。相楽が気がつくと、そこは漫画の世界の中であり、自分の描いたキャラが目の前にいる状況だった。考えていたネーム通りに行動する主人公のハルとニナだが、相楽が考えていた展開を終えても現実世界に戻ることはなく、相楽は漫画内で行動していくことになる。そして、ヒロインを殺すという自分のアイデアを実行して、漫画を終わらせないと現実世界に戻れないのではないかと思い至った相楽は、ヒロインを理想的に殺す展開になるように懸命に体を張るのであった。
自分の描いていた漫画の中に入って冒険するという、ある種、自虐的なファンタジー冒険漫画。