ワルドル

メガネをかけた花沢は、電車の中でワガモノ顔でいる不良達にイライラしていたが、そこに腕と片足に包帯をした男が現れて不良達を挑発する。とりあえずそこは事なきを得たが、そういう不良が大嫌いな花沢は、不良たちの巣窟と言われる九龍高校へ転校する。花沢は、そういった不良でもトップに立つ男は何かを持っている人間だと思い、実際にトップと言われる男に会うのだが、期待に反してケンカが強いだけだった。そこに花沢と同じく転校してきたという、電車で見かけた包帯の男・蜂屋秋丸が現れる。秋丸は、そこにいた不良たちを全員倒してしまうのだが、包帯を巻いていた腕と足は、ただの己に課したハンデのためだけだったこともわかる。その秋丸には、花沢の求めていた人とは違う何かを感じる存在だった。そこで花沢は、自分が国民的アイドルグループの「サンシャイン」の黒滝礼司であり、一緒にアイドルをやる人間を探していて、秋丸をスカウトしたいと申し出るのだった。
不良がアイドルをやることになる芸能界漫画。