がんばれ元気
作者 | 小山ゆう |
掲載誌 | 週刊少年サンデー |
掲載期間 | 1976年24号~1981年14号 |
話数 | 全241話 |
巻数 | 全28巻 |
設定 | ★★★★ |
キャラ | ★★★★ |
ネーム | ★★★★★ |
画力 | ★★★★ |
『あれじゃとうぶん 親子そろってボクシングきちがいがなおりそうもないな…』
作品解説
ドサ回りのボクサー・シャーク堀口は、5歳になる一人息子の元気と共に、各地を転々としながら生活を送っていた。貧乏で食うものも食えず、母親も病気で亡くしてしまったが、元気は父親とボクシングをするのが大好きだった。そんなある日、父のプロのリングでの復帰が決定し、一方、元気もテレビで主催される子供ボクシングに出場することになる。
『あしたのジョー』の呪縛から逃れられないでいたボクシング漫画に現れた大ヒット作品。『あしたのジョー』の影響が大きすぎて、暗くて場末臭のするヤクザ家業の世界だと思われていた(実際もそういった面もある)ボクシングの、明るいスポーツとしての面を前面に押し出すことで新しいボクシング漫画となった。かといって能天気に明るいだけではなく、ボクシングの怖さをしっかりと入れ込んでいるのが素晴らしい。また、その場しのぎで伏線を回収しないことが多い連載少年漫画の中にあって、物語の初期から最後の敵(関拳児)を見据えて一貫したドラマを構築しているのも作品の完成度を高めている。
ワイド版 | 文庫版 |
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全12巻 | 全15巻 |
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