1985年

この年に始まった『究極超人あ~る』は、いわゆるオタクといわれるファンを獲得した作品であり、なんというか同人誌的な雰囲気をまとっていました。このオタク向け路線は主にサンデーで展開されたのですが、この年くらいから普通の読者だけでなく、オタク向けという視点を漫画誌が獲得していった年だと思います。
また、『キャプテン翼』あたりから始まったサッカーブームが本格的となり、各雑誌もサッカー漫画を連載するようになっていく時代でもありました。

そんな1985年に連載され、このサイトで紹介している作品の中から漫画史的に重要な作品、単純に面白いと思う10作品を選びました。

第1位 究極超人あ~る …同人誌的な雰囲気をまとったギャグ漫画。力の抜き具合が素晴らしい。

第2位 魁!!男塾 …今の日本に必須と思われる男を磨き上げる漫画。タイトルの響きが最高。

第3位 CITY HUNTER …都会のヒットマンという大人のアクション漫画。。。だったのだが、もっこりの継承者に。

第4位 怪人ヒイロ …超絶な能力を持った田舎人がスポーツで活躍するスポーツ漫画。

第5位 魔界都市ハンター …現代社会が突然変な生物に蹂躙されるという設定は、その後量産される。

第6位 TO-Y …ビジュアル系という言葉もなかった時代に、その感じを漫画にした芸能界漫画。

第7位 イレブン …『キャプテン』の雰囲気をサッカーに変換したサッカー漫画。

第8位 ちょっとヨロシク! …マイナーなスポーツをやっていく学園コメディ漫画。

第9位 マンモス …復讐が目的のサスペンスアクション漫画。

第10位 ついでにとんちんかん …アホという概念を顔にした主人公のキャラが素晴らしい。