ウル

作者 | 石川球太 |
掲載誌 | 週刊少年チャンピオン |
掲載期間 | 1976年38号~1977年38号 |
話数 | 全52話 |
巻数 | 全5巻 |
設定 | ★★★ |
キャラ | ★★★ |
ネーム | ★★★ |
画力 | ★★★★ |
『おれは ここにも何かなじめぬ空気を感じる… 自由でない何かを!』
作品解説
ベトナム戦争で人間を噛み殺す訓練を受け、実際に勲章まで授与された犬・ウルは、戦争が終わり飼主の元に帰ってくることになる。しかしウルは、戦争の記憶が抜けきれず、平凡な飼育犬としての生活はもはや出来なくなっていた。そして、ウルの放浪の旅が始まる。
『ランボー』に代表される帰還兵の苦悩を犬で描写するという野心的な作品。あくまで動物の視点で描かれているため、人間を客観視した、かなりドライな話になっている。『ドッグ・ソルジャー』というベトナム帰還兵が暴れる映画があるが、このタイトルはまさにこの作品にこそふさわしい。
関連作品 | ー | 連想作品 | 『マダラ』 |
前作 | 『ザ・のら犬』 | 次作 | ー |
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません