CARRIER：キャリアー

西暦2295年、新たなウィルスが発生し、感染した人間が次々と死んでいったのだが、3年後に拡大が止まり、人類は何とか滅亡を免れた。そんな中、ウィルスに感染したが死ななかった人間は「携帯者」と呼ばれ、その携帯者たちは年をとらず、血を飲んで生きる吸血鬼のような存在となっていた。そんな携帯者であるモクスと普通の人間のエディは、警察のコンビとして連続殺人事件を追っていた。モクスは特殊な能力で、モノに触れると情報を読み取れる力があるのだが、その事件の遺留品からは決定的な証拠を見出せずにいた。そして、新たに起きた事件の遺留品を調べようとしたモクスだったが、そこにはモクスを標的に定めたような罠が仕掛けてあった。
特殊能力を持った人間と普通の人間のコンビが活躍するサスペンス漫画。中国人の作者による漫画なので、セリフは横書きで反対からページをめくる構成になっている。日本のコミックに見慣れていると、読むのにストレスがあることは否めない。コミックは未完。作者のデビュー作。