5分後の世界

高校生の白綾大和は、何でも自分より優れている双子の弟・裕人と幼馴染で頭のいい伊墨みちるとの三人でいる時、自分の劣等感を感じながらも心地よい時間だと感じていた。ある日、大和は街で変な行商人に、1回だけ未来へ行けるというブレスレットをただでもらう。いつの未来に行けるかわからないということだったが、戻ってこれることが分かっていることもあり、大和はすぐに言われた通りの呪文を唱えてみる。確かに体感的には何か起こったように感じたが、裕人やみちるもあまり変わっていない様子だった。そんな中、三人のいる街中に突然大きな仏像が現れて、人々を殺し始める。三人にも危機が迫る中、大和は信じられないこの未来から逃げ、また未来に起こるこの惨劇を防ごうために過去に戻ろうとするのだが、この未来は、大和が呪文を唱えてからたった5分後の未来であることがわかり、何も対策が打てないことが分かった大和は、絶望するのだった。
よくある突然変な状況になるデスサバイバル漫画なのだが、主人公が過去に戻れるという切り札を持っている所がサスペンス要素にもなっている。