名無しは一体誰でしょう？

武羽流星は、気付いた時には、目の前で女性がナイフを持ち、その前に男が倒れている場面で、そして自分が何者なのかもわからない記憶喪失の状態になっていた。自分の持ち物から、自分が武羽流星という名前の高校生だとわかったのだが、教室に行くと、昨日見たナイフを持った女子が同じくクラスの翔寺束だったことが判明する。翔寺に屋上に呼び出された流星は、記憶喪失のことを話し協力を仰ぐが、翔寺の正体を突き止められたらという条件を出される。そこでいろいろと探りを入れる流星だったが、最終的には翔寺自身も記憶喪失で自分のことがわかっていない状況だということを喝破する。そして二人は、自分達が何者でどんな状況なのかを協力して探ることにするのだった。
文字通り自分探しをするサスペンス漫画。作者のデビュー作。