筆神

作者田村吉康
掲載誌月刊少年ジャンプ
掲載期間2003年8月号~2004年4月号
話数全9話
巻数全2巻
設定★★★
キャラ ★★
ネーム★★★
画力★★★

『妖怪を倒しに行くのではない 人々を助けに行くのだ!』

作品解説

小学六年生の橘シンマは、平安時代から続くという書家の家系に生まれ、両親が死んでしまったので書道家の祖父と二人暮らしだった。ある日、仏壇に飾ってある1200年前から伝わるという家宝の筆が割れ、中から着物を着た女がシンマの目の前に現れる。その女性は豊筆比命といい、平安時代にシンマの祖先・橘逸勢に仕えた式神で、逸勢と二人で悪鬼妖怪を退治していたのだという。そして現在、妖怪の復活を感じた豊筆比命は、逸勢の生まれ変わりであるシンマの式神として復活したのだということだった。そこに妖怪の大蛇が現れ、祖父はシンマの身代わりとなって喰われる。それに怒ったシンマと豊筆比命がキスをすると、豊筆比命はシンマの腕に筆として宿り、シンマがその筆で文字を描くことで大蛇を倒す。そして、“癒”の文字で祖父の傷も治すのであった。
文字によって攻撃するという設定が面白い妖怪バトル漫画。作者のデビュー作。

関連作品連想作品楽ガキFighter
前作次作