ツギハギ漂流作家

作者西公平
掲載誌週刊少年ジャンプ
掲載期間2006年10号~2006年32号
話数全22話
巻数全3巻
設定★★
キャラ ★★
ネーム★★
画力★★★

『ぼくには なりたいものなんて無いぞ やりたいことがあるだけだ』

作品解説

世界を股にかけた旅を記した漂流録が全出版物の95パーセントを占める世界で、その作者であり冒険者でもある漂流作家は憧れの存在だった。その漂流作家の神様と言われるフジワラ・ノ・フヒトに心酔する弱小出版社の編集者・ミツネは、ツギハギだらけの服を着ているフヒトの弟子だという漂流作家の吉備真備と出会う。最初は相手にもしなかったミツネだったが、真備がフヒトと同じように傘だけで相手を倒したり、幻と言われる数少ないフヒトの最後の漂流録を持っていたので、本当にフヒトの弟子だと確信するようになる。そしてミツネは、真備と漂流録の契約をするのであった。
創作作家は凄いんだぞという設定のファンタジー冒険漫画。この手の設定は、要するに漫画家でもある作者自身の自慢にも見えてしまうという要素を含んでおり、そこが鼻につくと人気は得がたいと思う。作者のデビュー作。

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