こまみたま

高校生の天野サクヤの実家は貧乏な寺で、父は毎日酒を飲むダメ親父で寺の手入れもろくにやらなかった。そこでサクヤは、離れになっている亡くなった母親の部屋を掃除しようとした時、狛犬二体と大きな数珠が置かれている隠し部屋を発見する。サクヤが数珠に触れると数珠が砕け散り、封印されていた妖怪が解放されてしまう。同時に、昔、それらの妖怪を鎮めるために巫女と共に戦った狛犬のアシュラとウノも人間の姿になり復活する。そこで、また妖怪たちを鎮めて欲しいというサクヤに対し、妖怪たちを倒した後に巫女に封印されたことに怒っている二人は協力を拒む。しかし、サクヤがその二人の力をなくしてしまう犬笛を母の形見として持っていることがわかり、協力することを約束させられる。最初は約束を反故にするつもりだったアシュラも、現れた妖怪に必死で立ち向かうサクヤの姿を見て、ウノとの絶妙なコンビネーションで妖怪をやっつけるのであった。
性格の違う二人が協力して戦うという妖怪バトル漫画。