結界師

400年続く妖怪退治の専門家である結界師の墨村一族の正統継承者・墨村良守は、幼い頃より、妖を呼び寄せ、その力を高めてしまう烏森の地で妖退治をしていた。そして同じ結界師であるが、犬猿の仲である隣の雪村家の長女・時音といつも張り合っていたのだが、あまりこの家業をやる気のない良守は、いつも時音にいいところを取られていた。ある時、自分の気持ちの弱さのせいで妖にやられそうになった良守を助ける為に、時音が妖の攻撃を受けて大怪我を負ってしまう。そのことを後悔し、二度と時音や自分の周りの人々が傷つかないようにするため、良守は強くなることを心に誓うのであった。
昔ながらの妖怪退治を主題とした妖怪バトル漫画。しかし、方囲・定礎・結・滅といった過程を踏まないと倒せないゲーム的な設定や、基本的に学校内での出来事としたあたりに新鮮さがあり、ヒットした。作者のデビュー作。