クロザクロ

いじめられっ子の高校生・桜井幹人は、他人が殴られるくらいなら自分が殴られたほうがいいと考える男だった。そんなある日、川岸に落ちていた不思議な玉が幹人のカバンに入り込み、その夜、幹人が寝ている間にその玉が口から入り込む。その時に見た夢の中で、強くなりたいと願った幹人だったが、それ以来、視力がよくなったり、力が強くなったりと幹人の体に異変が起こる。更には、いじめっ子に対して怒りの感情が抑えきれなくなり、いじめっ子を殴り倒してしまう。そして最終的には、人が食料に思えてしまうようになる幹人だったが、それは、入り込んだ玉が「傀牙(オーガ)」と呼ばれる鬼の種であったことがわかってくるのだった。
人間ではないものになっていく主人公が、人間ではないものと戦うバトル漫画。