0マン

作者手塚治虫
掲載誌週刊少年サンデー
掲載期間1959年24号~1960年50号
話数全66話
巻数全4巻
設定★★★
キャラ ★★
ネーム★★★★
画力★★★★

『ぼく 人間の中で育ったんです だから人間の世界にいたいんです』

作品解説

日本も参加したある戦争のさなか、インドの奥地で一人の日本兵がシッポの生えた赤ん坊を拾って連れ帰る。力也と名付けられた赤ん坊は、日本で人間の男の子として育てられ小学生になっていた。その頃、科学者の田手上博士は、ヒマラヤの奥地から「0マン」という、シッポの生えた生物の夫婦を日本に連れ帰る。力也は、シッポが生えている生物ということで興味を持ち、博士のところにいる二人に会いに行くと、それが自分の実の両親であることがわかる。そして、自分が0マンという人間よりもいろいろな面で能力が優れている生物であることを自覚するのだった。
人間よりも優れている生物が地球上にいたらという…ところから始まる冒険アクション漫画。人間と違うところが尻尾で、それがリス風というところに時代を感じる。前作ではイマイチだった、週刊連載という形を意識したストーリー展開をちゃんとしているあたりに、作者の天才ぶりを感じる。作者の人間嫌いが強くなってきている。

関連作品連想作品DRAGON BALL
前作スリル博士次作キャプテンKen
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