伝説の頭ヘッド　翔

生まれてからこの方、ずっとパシりの人生を歩んでいる山田達人は、ある夜、公園にたむろしていた不良どもが一人の小さな男に全員頭を下げている光景を目撃する。その男は、グランドクロス七代目総長であり、数々の伝説を持ち、女子全員が憧れているという伊集院翔だった。そんなある日、達人は中学時代に憧れていた女子と偶然再会するのだが、そこに現れた不良たちに絡まれて、その女子を助けることもできないまま連れていかれてしまう。自分の不甲斐なさに自殺まで考えた達人だったが、どうせ死ぬならと、偶然遭遇したバイクに轢かれそうな子供を捨て身で救う。そして、そのバイクを運転していたのは翔だった。子供をよけた為に瀕死の重傷を負った翔を病院まで担いでいった達人は、意識を取り戻した翔に感謝される。更に、カリスマの翔が入院したとわかれば暴走族が仲間割れをおこしてしまうと思った翔は、自分にそっくりな達人に、入院中だけ翔として生活することを提案するのだった。
いじめられっ子が伝説のヤンキーとして生きるという、よくある設定のヤンキー漫画。