身海魚

作者田中加奈子
掲載誌週刊少年ジャンプ
掲載期間 1999年1号~1999年12号
話数全10話
巻数全1巻
設定★★★★
キャラ ★★★
ネーム★★★
画力★★★★

『道具として造っておいて 人の心を持てだの思いやりを学べだの 勝手なもんだな人間ってのは!!』

作品解説

医学博士のローハンは、体の大きさをミクロサイズに縮小でき、人間の体内に入りウィルスを食べる生物・カルカラドン1号を造ることに成功する。そのカルカラドン1号を使って様々な病気を直して有名になったローハンのもとに、諏訪兄妹がやってきて、妹の病気を治して欲しいと願い出る。兄の大吉のひたむきな姿に感心したローハンは治療をすることにしたのだが、そこにカルカラドン1号の噂を聞いた強盗たちが奪いにやってくる。強盗たちから妹を守る為に銃弾に倒れた大吉は、瀕死の重傷を負ってしまう。助けるためには自身との合体しかないというカルカラドン1号の提案に、大吉も同意して、大吉の体の中にカルカラドン1号が入り合体する。大吉の体を手に入れたカルカラドン1号は、今までの恨みを晴らすべくローハンに襲いかかるのだが、妹の寿の声には抗えずに、強盗たちをまずは倒してしまうのだった。
ウィルス退治をする生物が活躍するアクション漫画。設定は良いのだが、病気を治すという展開ではなく、人間の男の子の方の生活を中心にしてしまったために、せっかくの設定が活かされていない。作者のデビュー作。

関連作品連想作品WILD HALF
前作次作三獣士