心理捜査官 草薙葵

作者 月島薫
構成 中丸謙一郎
ストーリー 岐澄森
掲載誌週刊少年ジャンプ
掲載期間 1996年33号~1997年5・6号
話数全23話
巻数全3巻
設定★★
キャラ ★★
ネーム
画力★★

『事件の裏には必ず不幸な人がいる… その不幸で手柄をとるなんて やだね』

作品解説

刑事だった父親を目指して自身も刑事になった燈崎要子は、管轄の連続殺人事件の現場で、その残忍な殺害現場に吐き気をもよおしてしまう。手がかりが全くない連続殺人に困った警察は、科学捜査研究所・第11係の草薙葵に協力を要請することを決め、周りの刑事からは足手まといと思われている燈崎がその担当となる。第11係の部屋に入った燈崎は、刃物を持った男にいきなり襲い掛かられるのだが、その人こそが草薙葵だった。草薙葵は、燈崎のその時の反応だけで、燈崎が新米刑事であることなどを当ててしまう。草薙は、犯行現場における状況などから犯人の人物像を推測するプロファイラーなのだった。そこに、連続放火のプロファイルを依頼した刑事がやってきて、草薙は事件のプロファイルを披露する。草薙の明確な論理から推測される犯人は、一人の消防士であるという結論に至り、そして実際の捜査の結果、草薙のプロファイルどおりに人物が犯人であることがわかる。そして、連続殺人犯のプロファイルが始めるのであった。
当時、FBIなどで使われているということで世間に浸透してきたプロファイリングを扱った漫画。しかし結局のところ、ブームだったミステリー漫画の一環でしかなかった。同時期に連載されていた『幕張』に、よくネタにされていた。作者のデビュー作。

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