サイコメトラー EIJI

作者朝基まさし
原作者安童夕馬
掲載誌週刊少年マガジン
掲載期間1996年18号~2000年42号
話数全204話
巻数全25巻
設定★★★★★
キャラ ★★★★
ネーム★★★★
画力★★★★★

『あなたは物や人から 過去の出来事や記憶の断片を読み取る力 いわゆるサイコメトリー能力をもってるんだわ!』

作品解説

高校生の明日真映児は、モノや体に触れるとそのモノや人の記憶の断片を見ることができる特殊な能力を持っていた。映児の住む街では、最近、制服を反対に着せた死体が特徴の連続殺人事件が発生しており、その事件のことで妹の恵美が警察に呼ばれたことを知った映児は、警察署に妹を迎えに行く。そこで、その連続殺人事件を担当している志摩亮子とぶつかった時に、映児が思わずつぶやいてしまった言葉から、周りには隠していた映児の能力に亮子が気づいてしまう。亮子は、映児のその特殊な能力を事件の捜査に使う協力を求めてくる。最初は断った映児だが、バイクの免許を取り上げられそうになったことを帳消しにしてもらうために、捜査に協力することになるのであった。
『金田一少年の事件簿』から始まったミステリー漫画ブームの1つなのだが、主人公の持つ断片だけ見える能力(要するに京極堂シリーズの榎木津のパクリ)という抜群の設定のおかげで、伏線やミスリードを展開しやすくしたところが大きい。この特殊能力以外は、現実的な設定なのもバランスが良く、当然のようにドラマ化された。

関連作品クニミツの政
『サイコメトラー』
連想作品霊能探偵 ルナ&サイコ
前作大樹のマウンド次作クニミツの政
文庫版
全12巻