空のキャンバス

作者今泉伸二
掲載誌週刊少年ジャンプ
掲載期間 1986年33号~1987年41号
話数全59話
巻数全7巻
設定★★★
キャラ ★★★
ネーム★★★★
画力★★★

『い…いつかきっと…きみより…すごい技…やって そして…勝ってみせる…』

作品解説

北野太一は、本格的に体操を始めるために、コーチの家に下宿して体操クラブへ入るために上京した。コーチの娘である榛名は、偶然街中で太一に会うも、全くデリカシーのない太一に最悪の印象を持つのだった。しかし、太一が体操を始めるきっかけとなった幼少の頃のライバルというのが、実は榛名だったことがわかる。太一は当時の榛名を男だと勘違いしていて、その男との約束を守るために体操をしているのだった。
恋愛が中心となっているが、漫画では珍しい体操を題材にした漫画。作中にある「体操は進化するスポーツ」という言葉通り、当時は漫画の世界だった技が現在では当たり前のようにできていることに驚嘆する。この作者の特徴でもある、過去の出来事を随所に挟みこんでドラマを作るという手法は、以後の漫画作品でも泣き所で多く使われる構成になる。作者のデビュー作。

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