ムシブギョー

享保6年、将軍・徳川吉宗の命により「目安箱」が設置され、「小石川養成所」が作られたのだが、もう一つ、“虫奉行”とあだ名される新中町奉行所が設置された。その奉行所は、最近人間達に害をなす蟲を駆逐するのが仕事であった。そんな奉行所で働ける腕の立つ者を探している小鳥は、津軽の山奥にいる月島流の仁兵衛をスカウトする。江戸にやってきた仁兵衛は、偶然にも早速、蟲と対峙することになるのだが、蟲の力になすすべもなく一緒にいた女の人を連れ去られてしまう。そこに現れた奉行所の人たちに立ち去れと言われながらも、その女を助けに来た仁兵衛は、あきらめずに戦い何とか蟲を倒して女を助ける。しかし、その後に大量に現れた蟲に絶望する仁兵衛だったが、奉行所の無涯は、あっという間に蟲をすべて倒してしまう。その強さに惹かれた仁兵衛は、虫奉行の一員として働くことを決意するのであった。
江戸時代を舞台に巨大な蟲と戦う時代バトル漫画。抜群の設定なので、後に本誌の方で改めて連載作品としてリブートされてヒットする。