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小田切旭と級友の前田が一緒にバスで通学していたのだが、一人の乗客が銃を出して、突然前田を射殺してしまう。そして直後に、その犯人は大量の吐血をして死んでしまうのだった。状況がまったく飲み込めない旭だったが、その後、報道されるニュースも旭が実際に見た状況とは違う説明をしていて、ますます混乱する旭だった。また、旭のズボンについていた犯人の血痕が、どんどん大きくなっていることに気づき、旭と従兄弟の由羅は、その血液を調べてもらおうと旭の父親の勤める大学に持っていく。父親は不在だったが、助手が調べたところ、その血液は生きていることがわかるのだが、その研究室は何者かによって爆破されてしまうのだった。自衛隊で極秘に行っていた研究と関係があるらしく、旭は国の機関からおわれることになるのだった。
突然に主人公がよくわからない状況に置かれてしまうという、『バトル・ロワイヤル』以降濫作される設定の先駆け的なサスペンス漫画。作者のデビュー作。